2023年11月22日 (水)

Photoshop 解約

8年以上サブスクして来たPhotoshopを今日解約しました。

これまでに掛かった費用は、なんと延べ10万円近くします。随分と高い画像処理ソフトになりました。あと5年で寝たきりになるとして(冗談です)、それまでに更に6万円以上掛かることになります。しかし高機能のこのソフトを、実際には1/10も活用出来ていないのではないかと思います。それに最近はPixInsightがメインで、Photoshopを殆ど使っていません。必要ならAdobe Expressもあるし 無料のPhotoshop代替ソフトもあるので、何とかなるのではないかと考えました・・大丈夫でしょうか? 大丈夫、多分。

解約確認メール(省略)
-------------------------------------------------
いつもアドビ製品をご利用いただき、まことにありがとうございます。お客様のメンバーシップの解約をお受けいたしました。
・・・・・・・・
サービスの終了後、お客様のアカウントは無償メンバーシップとなります。無償メンバーシップでは、一部の Creative Cloud サービスと 2 GB のオンラインストレージを使用することができます。・・・・・・・・
今後とも Creative Cloud をよろしくお願いします 
-------------------------------------------------

そこで浮いた6万円で、ナローバンドフィルター( Hα・SII・OIII 3枚セット)を買いました。

BLACK FRIDAY、買うなら今でしょ。(^^;

 

EM400が戻って来たので、昨夜は久しぶりに主砲で撮影のはずだったのですが・・。 

最高のコンディションでしたが、ガイドが過去最高に暴れて最低の状態でした。

Img_e6767

う~ん

追記
EM400がまだ直っていないようです。恒星時追尾が早すぎる。どうなってるの?? 
(*´Д`)=3 ハァ・・・
 

2023年11月20日 (月)

某天文愛好会の例会+観測会で思った事

先の土曜日は北杜市みずがき天文愛好会の例会観測会が、みずがき湖ビジターセンターに於いて開かれました。

〇思ったことその1
恒例のブラックフライデーが話題で盛り上がっていました。格安のCMOSカメラのポチリバイアスも上がり、2名様はお買い上げ確定でした。私は14ビットの294MMで充分だと思っているので、参戦しませんでした。価値基準が上がっていることに対して、そこまで必要なのかと疑問を抱きながらも、羨ましさもあったことは否定しません。自身のチャレンジ精神が下がってきているとの見方も出来ないことはないです(・・)

〇思ったことその2
暗くなってから駐車場に出向き、撮影の準備です。丁度大阪から出張に来ていた方がASIAIRを使っていたので、PAで極軸合わせの仕方を実演して頂きました。最近天体写真を始められたとのことで、ハーモニックドライブのマウント2台にレッドキャットやAskar鏡筒を載せ、大坂の陣赤備えの最新装備です。私のAP-GOTOが正直ちょっと恥ずかしかったです。私は過去の人に成りつつあるのかなぁ(・・)

さて、今夜のターゲットはフライングバット星雲です。
Photo_20231120092101
あ、あわい(汗) ハート星雲の写りに気を良くしていただけに、出鼻をくじかれました。

3枚撮ったところで雲が出て中断。その後も南の空以外は雲に覆われてしまい、本日の撮影は終了となりました。

〇思った事その3
遠征での撮影はいつも一人で、ご同輩は周りにいないことが殆どです。当夜は暗がりでも7~8名(会員も含め)の方が撮影しているように見受けられ、皆さん寒さにもめげず外で頑張っています。いつもは車の暖房でヌクヌクしながら、ASIAIRを操作しているのですが、誰も車のエンジンを掛けていません。これはマナーなのかと我慢していたら、寒気がして頭が痛くなってきました。「ヤマボウシさん、寒かったらエンジン掛けても大丈夫ですよ~」と労りの声も頂きましたが、自分は掛けてないじゃん。そうか・・俺年取ったのかも(・・)

会員さん達はビジターセンター内に一時退避し、ストーブを囲みながら為になる馬鹿話に花を咲かせるのでした。

 

 

 

2023年11月16日 (木)

今夜はそれなり AP-GOTO

今朝も良く晴れましたので、再びハート星雲の撮影に臨みました。

色々設定を変えた結果、初めの1時間はガイドが暴れまくっていましたが、その後落ち着いてそれなりのガイドが出来ました。

180秒露出で目立つ流れも無く推移しました。(ASIAIR スクリーンショット)
180s_20231116140901

180秒をAUTORUNで30枚撮った後、試しに300秒も撮ってみました。
300s_20231116141201
昨晩失敗した300秒でAUTORUNすれば良かったかもしれませんが、APは2~3分ぐらいがいい所。5分出来たら儲けものと思っていた方が無難な気がします。

 

初めはこんな感じで、興ざめでしたが・・
Img_6738

 

その後、RAもDECもほぼ1秒台から2秒台でした。
Img_6742  
何故かグラフが表示されない??

 

変更点は

1)ガイドカメラの露光時間を4秒に変更。
2)RAAggr80%、DECAggr70%に変更。
3)AUTORUNの露光時間を3分(180s)に設定。

ちょっと気になったのが、赤緯軸、赤経軸とも回りが少し重かった事で、グリースを交換した方が良さそうです。あとそろそろ、赤道儀に繋ぐガイドケーブルも交換した方がいいかも知れません。

本格的な画像処理はボチボチやりたいと思います。

 

因みに、ASIAIRのマニュアルやトラブルシューティングはこちらが参考になりました。

1)ZWO ASIAIR Plus スマート WiFi デバイス ユーザー マニュアル
https://manuals.plus/ja/zwo/asiair-plus-smart-wifi-device-manual#ixzz8JD8EtfEc

2)ASIAIR Plus Manual

3)getaさんのブログ
 (非常に分かりやすいです)

 

2023年11月14日 (火)

今夜は大ハズレ AP-GOTO

今夜は良く晴れて、撮り貯めのチャンスでした。

久しぶりに長時間の露光が出来ると寒い中出撃しましたが、撮影した画像36枚はすべて流れてしまいました。

Photo_20231114052201

ハート星雲です。デュアルバンドパスフィルターでよく写るので、気を良くして長時間露光を試みたのですが、残念な結果となりました。極軸は合わせたはずだし、機器の緩みも無いし、バランスも取ったし訳が分かりません。AP赤道儀は時々こういうことが有ります。何か必要条件を外したとしたら、その何かとは何だろう?と思ってしまいます。

 

あとASIAIRのガイドも相変わらず安定しません。

11140052

11140230

上が撮り始めの画像です。00:52から5分露光。
下が約1時間半後。02:30から5分露光。

センターがズレています。本当にガイド出来ているのか疑ってしまいます。元に戻そうとしますが、赤道儀が反応しません。

上手く行く時もあるので、今日はAP-GOTOのご機嫌が悪かったとういことで、諦めました。

*画像はスマホのスクリーンショットです。

 

望遠鏡:FS-60CB+レデューサー 焦点距離255mm
赤道儀:AP-GOTO +ASIAIR
カメラ:Canon EOS60Da  DBPフィルター
露出:300秒×36
枚 
ガイド鏡:30F4ミニスコープ ガイドカメラ:ASI120Mini
撮影開始:2023/11/13 0:52

 

 

2023年11月 9日 (木)

撮影後記 A Fool On The Hill

清泉寮の牧場脇にカメラを設置しました。

Photo_20231109134101
やや強い風があったので、カモフラージュテントを被せて、張り綱でしっかり固定しました。
ピントを確認しタイマーをセットして、登山口の平沢峠駐車場に向かいます。

飯盛山
Photo_20231111020901
駐車場からは最初しばらく登りが続きますが、野辺山のパラボラアンテナを見渡せる地点に来れば、あとは比較的平らな道になります。約1時間で山頂に立つことが出来ます。昔は山丸ごと牧場だったようです。

Photo_20231118093501
山頂から下を見降ろすと、牛の群れが黒い点のように見えました。

Photo_20231111021001
カメラを設置した牧場が見えます。八ヶ岳は雲に覆われてしまいました。

山頂の大きな標柱。
Photo_20231109135501
人の背丈以上もあり、ちょっと威圧感がある。もう少し慎ましい道標に出来なかったものかと思う。山梨百名山の標柱が一部に評判がよろしくないようですが、飯盛山の標柱に比べれば可愛いもんです。コンクリートも痛々しく感じられてしまいました。個人の感想です。

 

 

以下、撮影に至るまでの準備工程の記録です。

使用したシュミレーションソフト

カシミール3D、スーパー地形:カメラのおおよその位置を特定。
PhotoPills:カメラ設置点の緯度、経度、高度、月と目標(飯盛山)の位置関係の詳細な情報を取得。
ステラナビゲーター:星の観測から目標(飯盛山)の実際の高度と方位角を調べ、シュミレーション図を作成。

 

カシミール3D (月が飯盛山から昇るおおよその場所を探索
Photo_20231109085401
2回目のトライ時のもの

D

 

 

PhotoPills (重要 カメラの位置を特定
Photopills_20231110083901
2回目のトライ時のもの


ステラナビゲーター (最後の詰め 現地調査
Photo_20231109091101

作成したシュミレーション図(最初のトライ時のもの)
Photo_20231109133801

携行したメモ
Img_6729
これを参考にポーズを決めました。

撮影終了後もゴールデンアワーの景色を眺めていましたが、帰りは真っ暗になりヘッドランプを2つ点けて、下山の途に就きました。

 

 

 

2023年11月 6日 (月)

天文愛好家の真実

月が遠ざかって行きます。

Photo_20231004095701

 

1_20231015210301
またね。

 

星景写真は、ストーリーを見つけるのが楽しいです。妄想とも言いますが、そこに何か真実が有りそうで無さそうなのが面白いです。人はなぜ星を眺めるのか?そこに星が在るからですが、それに何の意味があるのか、何か役に立つのかなんて答えようが有りません。古代ギリシャの哲学者曰く、“驚きこそ知の源泉である”。人が驚き、好奇心が生まれ、夢中になるのに何の不思議もありません。

沼にハマった天文愛好家にしても同じこと。訳のわからない機械を持ち出して暗い中ゴソゴソしているのを見ると、ちょっと近寄りがたいし何が面白いんだろうと思われそうです。

このようなオタク現象はいたる所で見掛けますが、変な人の中には極まれに意味の有ることをして、人類の発展に寄与することがあり、人間の歴史はそうやって作られて来たとも言えるのではないでしょうか。これが人の本性だという真実をそこに見ることが出来る訳です。本当かどうかは知らんけど(^^;;

 

2_20231110081101

  2_20231106220301   ご馳走様でした。

 

 

 

 

2023年11月 5日 (日)

続・A Fool On The Hill 

少しアンバランスな構図で、動的な印象になりました。

Photo_20231003091201

Photo_20231003091301

10

 

今回の撮影は3回目のトライでした。ずっと夕方から曇ってしまう天気が続いていて、どうせまたダメだろうと諦めていたのですが、この日だけは何故か雲が湧いて来ません。機材はいつでも持ち出せるように準備は出来ていました。

もしかして・・はやる気持ちを抑えつつ、清里へ車を走らせます。前回はガスに巻かれてしまいましたが*¹、今回は晴れたままです。山頂に着くと誰も居ません。おにぎりで腹ごしらえをして月を待ちます。しかし、撮影開始5分前になっても月が見えません。あれ~、オカシイな。もしかして間違えた?・・

 

2_20231015081301

  キターーー!  

なんと撮影開始1分30秒前に、やっと姿を現してくれました。この瞬間がたまりません(≧∇≦*)

 

 

*1
Photo_20231110104001

 

 

 

 

Sergio Mendes & Brasil 66 Fool on the hill - YouTube

2023年11月 4日 (土)

A Fool On The Hill

7

8

9 
ガリレオでもなく、インドの聖者でもない。
ただひたすら星を追い求め、夜な夜な歩き回る変なヤツ。
人はそれを見てこう呼ぶかもしれない。
A Fool On The Hill”
沼にハマった星仲間に贈るスペシャルフォトグラフ。


八ヶ岳高原にある飯盛山に登り、中秋の名月前日の月とツーショットを撮りました。
カメラは4.4km離れた清泉寮の牧場脇に設置し、タイマーを掛けて自撮りしました。

山岳天体コラボ自撮りシリーズの番外編です。

 

撮影データ
望遠鏡:FS-60CB+エクステンダー(FS-60Q) 焦点距離600mm F10
カメラ:Canon EOS60Da 三脚固定 
露出:1/800秒
 ISO100 (露光不足)
撮影開始:2023/09/28 17:27 インターバル撮影(5秒)
撮影場所:北杜市 清里
画像処理:PixInsight

 

<歌詞和訳>Fool On The Hill – The Beatles 曲の解説と意味も | LyricList (りりっくりすと) (mrshll129.com)

 

2023年11月 2日 (木)

みずがき 紅葉情報

みずがき山自然公園は、今が紅葉のピークと思われます。

Img_6665

Img_6666

まだ連休前にもかかわらず、多くの観光客が訪れていました。

 

北杜市みずがき天文愛好会の拠点でもある、みずがき湖ビジターセンター付近は、丁度3連休が紅葉のピークになりそうです。ここより標高が低い所は枯れ葉が目立ちましたが、ここまで上って来ると鮮やかな紅葉が見られます。

Img_6658
駐車場

Img_6663

Img_6661

Img_6664

 

 

 

これこれImg_6669
寝てる場合じゃニャいよ~

 

 

2023年10月29日 (日)

小海星フェスにて。

27日、28日は、久しぶりに小海の八ヶ岳星と自然のフェスタに行ってきました。

27日は北杜市みずがき天文愛好会のYさんとメインブースを見学。星のYouTuberで有名な天リフの山口さん、成澤さん、ボスケさんをお見掛けしました。YouTubeで見たそのまんまでびっくり。当たり前ですが。 お目当てのナローバンドフィルターとアルカスイスプレートが無くて残念でした。

28日は、ホテルで開催された講演に3つ参加して来ました。
Img_6646

最初の講演は、成澤さんの「モンゴル・テレルジ国立公園撮影遠征記
これからモンゴルに撮影に行く人には貴重な情報や普段聞けない裏話を聞くことが出来ました。近年はモンゴルの一部は観光地化して空が明るくなり、遠征場所を選ぶ必要があるようです。終わりに著書にサインして貰いました。3種類の中でお薦めの本“星空撮影塾(決定版)”をお願いしましたが、後でよく見たら既に持っている本でした。まいっか、安かったし記念だし。

Photo_20231029180501
撮影許可は下りています。

2番目の講演は、星ナビに連載をされている写真家の飯島さんの「モノクロ写真から星景写真へ」。
タイトルが気になったので参加しましたが、見たままの星空を写真で表現するというコンセプトが、自分にはしっくり来ました。フォトコンなどでは画像処理の細かなクオリティに目が行きがちですが、一歩引いて星空に対峙する人への考察も含めた星景写真の撮影活動が、すーっと頭に入って来ました。

昼過ぎになって一旦車に戻り、Yさん絶賛の演歌を聞きながら(^^;愛好会の酒宴になりました。メンバーのHさん(北杜の犬さん)によると、「昼間から酒を飲まないで星祭りに何の意味があるんだ」と言われましたので飲みましたが、私には意味が良く分かりませんでした(^^;;


夕方になって、Samさん(ほしぞloveログ)の「初心者のためのカスタム型電視観望入門 」の講演に参加。
初心者のためとは銘打っていましたが内容はかなり濃厚で、初心者の自分にはユンケルなみの栄養ドリンクを何本も飲んだようで、為になりました。ただ、アルコールが効いて途中で2回ほどこっくりしてしまい申し訳なかったです。

メインブース会場は屋内で暖かくゆっくり見れる所は良かったのですが、アプローチにはやや難がありかなと思います。転んで怪我をして、救急車で運ばれた方が居たようです。

 

おっと、忘れるとこでした。ちょっと感動したのが、天体の眼視スケッチを披露されていた方が居りました。黒地のスケッチ帳に白のペンで描かれた月面や星雲の画は目を見張るものが有りました。やはり美術の勉強をされたそうで、普通の人には真似できない素晴らしいものでした。名刺も黒地でかっこよくて、周りの人は貰っていましたが、残り少なくなっていたのを見たので私は遠慮しました。・・後悔しています。本当は気が小っちゃくて、手を出せなかっただけです。

 

 

 

 

2023年10月26日 (木)

黄昏のブーツ

 あ~ 。ひっくり返ってます。

 待ちくたびれたのでしょうか。

Img_6643

道端で見掛けてから、もうひと月近く経ちました。よく見ると補修の跡もあります。この様子だと、もう持ち主が探して取りに来ることも無さそうです。

使い倒されて打ち捨てられた長靴に、人生の悲哀を感じるかと言うとそうでもありません。どこかのおっさんかじじいの臭い足から解放されて、昼は日向ぼっこ夜は星を眺め月と語り合って、自由を満喫しているのかもしれません。

Img_6635_20231026131201

最近は、梅ノ木遺跡で天体写真を撮りながら星を眺めては、この趣味を始めて良かったなぁと思っていました。膝を故障して体力も落ち、山にも中々行けなくなりましたが、代わりに一緒に沼にハマってくれる星仲間も出来て幸せを感じています。寝転んでいる長靴に、良かったんじゃない?と声を掛けたくなりましたが、余計なお世話かもしれません。

黄昏のブーツが、何かつぶやいたかどうかは定かではありません。

 

2023年10月22日 (日)

クワガタ星雲、バブル星雲 

AP-GOTOシステムでの動作確認をしながら、撮影を行っています。

カシオペア座のクワガタ星雲、バブル星雲付近を撮影しました。

M57pixinsightpscameralaw

アノテート+
_m52pixinsight_ps_annotated

バブル星雲(NGC7635)は距離11000光年、バブル自体は惑星状星雲の様に見えます。
クワガタ星雲(sh2-157)は距離8000光年、クワガタ部分は超新星爆発の跡でしょうか?
メシエ天体の散開星団M52は、スバルの様に青く若い星の集団です。
カシオペヤ座付近の銀河の中にあるので、星や淡い星雲がびっしりと敷き詰められていました。

 

PixInsightでの画像処理の過程です。

ABE
Abe_20231022114101

PCC
Pcc_20231022114201
B-Gでのバラツキの意味するところはなんでしょう?


RangeSelectionでマスクを掛け、Color Saturationで星雲の彩度アップ
Rangeselectionmask

最後にPSで全体の緑を抑制、コントラスト、彩度アップを施しました。

 

ところで、最初の画像処理では星雲が青緑になる現象が有りましたが、再度最初からやり直して見たらあっさり色合わせが出来たので、素材に問題は無くて処理過程でどこか間違いがあったようです。DBPフィルターで撮った画像であることを特に意識することも無く色合わせが出来ましたので、STFの色合わせを修正せずに処理を進めた結果かもしれません。正直良く分かりません。
Dbp

 

撮影データ
望遠鏡:FS-60CB+レデューサー 焦点距離255mm
赤道儀:AP-GOTO +ASIAIR
カメラ:Canon EOS60Da  DBPフィルター
露出:300秒×20
枚スタック FLAT×30、DARK×30、BIAS×30
ガイド鏡:30F4ミニスコープ ガイドカメラ:ASI120Mini
撮影開始:2023/10/17 1:33
撮影場所:北杜市 梅ノ木遺跡
画像処理:PixInsight Photoshop

2023年10月18日 (水)

DBPフィルターの威力

AP-GOTO撮影システムの動作確認をしながら、撮影を行っています。

今回の対象はバブル星雲で、M52とクワガタ星雲も一緒に撮りました。DBPフィルター(デュアルバンドパス)の写りは、フィルター無しと比べて効果は抜群です。Hα,  OIII付近の波長域のみを透過させるので、光量は少ないと思っていましたが、同じ露光時間でも一目でわかるほど赤や青の星雲が浮かび上がりました。 ASIAIRのスマホ画面をスクリーンショットで採取しました。いずれもワンショットの画像です。

 

まずフィルター無しの画像
Img_6618

 

次にフィルター有りの画像
Img_6619
対象にもよるのでしょうが、ここまで違うとは驚きでした。特にクワガタ星雲の違いは大きいです。

2画像は、フィルターの取り外しで少し画角がズレています。
鏡筒にはフィルターのネジ(48㎜)が合わなくて、レデューサーとサンドイッチにして挟み込んでいます。

Photo_20231018094301

赤い矢印のフィルターは鏡筒のアダプター部に落とし込んでいるだけで、傾けるとポロっと落ちてしまいます。レデューサーを被せてネジ込むので、あまりきつく締められないのが難点です。

この手のフィルターでは比較的安価なフィルターですが、これは使えます。

 

撮影データ
望遠鏡:FS-60CB+レデューサー 焦点距離255mm
赤道儀:AP-GOTO +ASIAIR
カメラ:Canon EOS60Da 
露出:300秒×1
枚 F4.2 ISO3200
ガイド鏡:30F4ミニスコープ ガイドカメラ:ASI120Mini
撮影開始:2023/10/17 01:33
撮影場所:北杜市 梅ノ木遺跡

*このシステムでは、SKYSAFARIで望遠鏡と接続してからアライメント(ワンスター)を行うと、後はASIAIRの操作で自動導入出来ます。ただ、時々動かないことが有り、その時は再びSKYSAFARIで接続すると戻ります。

 

2023年10月13日 (金)

M45 AP-GOTOで試写

AP-GOTO(AP赤道儀自動導入改造)で、機材設定、撮影、画像処理までの流れを一通り繰り返して練習しています。今回の対象はM45(すばる)です。

SCWによると昨晩は曇りの予報でしたが、2時から4時ごろまで晴れ間が広がっていました(雲量7/10)。2時に急遽出撃。

M45nebula
背景に難有り。赤いノイズが残っていました。Light、Darkの枚数が少ないので荒くなるのは仕方ないですが、背景の処理に手を抜いたかもしれません。

 

AP-GOTOシステムが不安定で立ち上げが遅れて、3時半から薄明開始までの撮影となりました。

システム:AP-GOTO+ASIAIR+SKYSAFARI 
・望遠鏡:FS-60CB
・ガイド望遠鏡:ZWO 30F4
・メインカメラ:EOS60Da
・ガイドカメラ:ASI120MM

トラブル:ガイドスコープ接続ミス、マウントの接続エラー、ASIAIRフリーズ、子午線越え設定ミス、カメラマウントの緩み。

スムーズに行けば極軸合わせから設定完了まで15分~20分で出来る所を、1時間ももたついてしまいました。何故マウントを認識しなかったのか原因不明。電源を落としてやり直し。ガイドの精度はこんなもんなんでしょうか。毎回フラフラしています。

Img_6586
イナバウアー(汗)30分の撮影なのでそのまま強行。

ASIAIRの設定
Photo_20231013113401 Photo_20231013113402 Photo_20231013113403

 

導入はSKY SAFARIで。
Sky-safari

ASIAIRからの導入不可?も同期はしている。
Asi-air

 

ガイド不良
Photo_20231013114101

ガイド安定  不良ー安定の繰り返し。
Photo_20231013114102

画像処理   PixInsightのPCCは成功しました。
Pcc_20231013114301


Color Saturation
Color-saturation
StarNet2で星雲のみ色彩を上げて、PixelMathで星と合成。左が処理前、右が処理後。

ヒストリー
History

端折って記録していますが、細かいことは後にして、とにかく流れをつかむことに専念します。

 

撮影データ
望遠鏡:FS-60CB+レデューサー 焦点距離255mm
赤道儀:AP-GOTO +ASIAIR
カメラ:Canon EOS60Da 
露出:180秒×10
枚スタック FLAT×30、DARK×10、BIAS×30
ガイド鏡:30F4ミニスコープ ガイドカメラ:ASI120Mini
撮影開始:023/10/13 03:30
撮影場所:北杜市 梅ノ木遺跡
画像処理:PixInsight

 

2023年10月 3日 (火)

夏の忘れ物

Img_6418_20231003064501

夏の間に繰り広げられた草との戦いも終盤に掛かりました。

道端には草刈りの忘れ物と思われる長靴がポツンと置かれていました。

多分草刈りに駆り出されたシルバー人材センターの誰かが忘れたのでしょう。

 

Img_6433

10月に入り空気も一変しました。我が家のカツラの木も既に紅葉しています。

 

今日は肩が痛みます。昨日ワクチンを接種しました。

肩の痛みにノーベル賞を感じています。

 

 

2023年9月27日 (水)

M42 AP-GOTOで試写

甲府盆地が一晩中曇っていても、一山超えた場所で快晴であることが時々ありました。小海や北富士では、SCWの予報が的中しました。鳴沢で撮ったM42です。

M42_20230927204401
PixInsightのみで画像処理 多段階露光をしていないので、星雲中心部は白飛びしています。

 

Masterlight_bin2_2601x1732_exposure12000
元画像

 

AP-GOTO(自動導入改造したAP赤道儀)+ASIAIRで操作。 SkySafariで導入しASIAIRでオートガイド、撮影(autorun)しています。以前はM-GENを混ぜていましたが、現在は未使用。今の所SkySafariを使わないとマウントをコントロール出来ませんが、AIRの星図は同期していました。SkySafariと行ったり来たりで、すべてASIAIRで出来ないところが難点です。ここら辺は検証中。

撮影データ
望遠鏡:FS-60CB+フラットナー 焦点距離374mm
カメラ:Canon EOS60Da 
露出:120秒×10
枚スタック FLAT×30、DARK×20、BIAS×30
ガイド鏡:30F4ミニスコープ ガイドカメラ:ASI120Mini
撮影日時:2023/09/19 03:26
撮影場所:北富士 鳴沢
画像処理 PixInsight (WBPP-STF-DBE-PCC-BXT-NXT-HT-MASK-CS-CT-HDRMT)
実際にはプロセスが所々前後しています。

 

2023年9月13日 (水)

みずがき湖の月

新月2日前の細い月が山の端から昇って来たのは、薄明が始まった頃でした。

Photo_20230913195501

下には山の影が写っているはずですが、ここでは見えません。

本来の目的はAP-GOTO赤道儀(自動導入化)のテストでしたが、丁度山影に姿を現してくれたので撮らせてもらいました。

主砲の架台(EM400)が不調で修理に出すので、当分はAP赤道儀とFS-60CBとDSLRのセットで撮影することになりました。モノクロ CMOSカメラでLRGB合成は、もしかするとクリスマスの頃まで出来ないかもしれません。

 

Img_6360

1時間後、月はあかね雲の陰に隠れてしまいました。

 

Photo_20230913204201
撮影時 4:18の星空

 

この後、頼まれていた草刈りをする予定でしたが、草刈り機を車に積み忘れました。いつもの事ですが、マルチタスクをこなす能力が大分落ちてきています。なのに、一度にいくつも作業をしようとするのは、これもまた老化現象でしょうか。

撮影データ

望遠鏡:FS-60CB フラットナー 焦点距離 374mm F6.2
カメラ:EOS60Da 露出1秒×10枚 ISO1600
赤道儀:AP-GOTO  
撮影日時:2023/09/13 4:18
撮影場所:みずがき湖 

 

2023年9月 9日 (土)

懐かしい写真

モノクロ写真のフォトコンで、相模のtake さんが撮られた写真が特選に選ばれました。

瑞牆山の山頂で、月食の月を眺める私の姿を捉えたワンショットです。
3652

当時連絡を頂いて撮影されたことは伺っていましたが、こうして作品を見るのは初めてで嬉しいですね。懐かしさで見入ってしまいました。

写真の事は素人ですが、こうして見るとモノクロ写真て形と明暗にフォーカスして現場を切り取る感じで、印象深いです。カラーにするとリアルですが、反面気が散ると言うか本質がぼやけてしまう様な気がしました。

当日は薄雲が広がっていて条件は良くなかったのですが、それを逆手に取ったかの様にうまく月食を表現していてナイスショットですね。ヘッドランプもいいアクセントになっているんじゃないでしょうか。

個人的には自撮りの証拠写真ですので、それもありがたいです。掲載を許可して頂き感謝です(^人^)

https://www.photo-asahi.com/contest/7/1036/result/1190/

 

2023年9月 6日 (水)

Live Stuckコレクション M57

昼カンカン照りで夜曇る日々が続いていますが、昼と夜の間に一時的に晴れて星が見える時間帯があります。この日は珍しく南の空が晴れて、いて座やさそり座が良く見えました。

たまにはカラーで撮りたいと急いでM20をターゲットに準備しましたが、マウントのRS232Cコネクターが接触不良で、もたついている内に曇られてしまいました。星が見えるのは既に天頂のみ。ならばで、こと座のM57をライブスタックしました。

M57pi

トリミング
M57

露出はいつもの30秒だと明るくて白飛びしてしまうので10秒にしました。
それでも明るいので、PixInsightでM57だけ明るさを抑えました。

メジャー過ぎですが、何も無いよりはなぁ・・

 

撮影データ
望遠鏡:TOA150 焦点距離1100mm
カメラ:ASI294MM Pro L画像 ゲイン120 露出3分30秒 10秒×21枚スタック -10℃
ガイド鏡:GT-40 ガイドカメラ:ASI224MC
撮影日時:2023/09/05 20:44
ASI AIR PLUSで自動導入、ガイド、スタック
画像処理 PixInsight (DBEー>BXTー>NXTー>StarNet2ー>HTー>PixelMath)

 

 

2023年8月29日 (火)

LiveStuckコレクション NGC7635

本格撮影のサンプルとして、ライブスタックの画像を収集しています。

カシオペヤ座にあるNGC7635。泡のような星雲があることからバブル星雲または、シャボン玉星雲と呼ばれている。距離約1万光年。直径7光年。

PixInsightで画像処理
Ngc7635_abe_nxt2

 

トリミング
Ngc7635_abe_nxt

 

NoiseXTerminatorのパラメーター変更によるノイズと星雲の比較
Nxt_20230829201801

 

撮影時の星図
Ngc7635

 

撮影データ
望遠鏡:TOA150 焦点距離1100mm
カメラ:ASI294MM Pro L画像 ゲイン120 露出30秒 20枚スタック -10℃
ガイド鏡:GT-40 ガイドカメラ:ASI224MC
撮影日時:2023/08/27 02:53
ASI AIR PLUSで自動導入、ガイド、スタック
画像処理 PixInsight

 

 

«LiveStuckコレクション IC5146