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2018年6月27日 (水)

月との対話

今まで山歩き、岩登り、天体写真と趣味の変遷がありましたが、
この写真はその集大成です。

南アルプスの地蔵岳(2764m)山頂にある岩塔「オベリスク」に沈む
月とのツーショットです。岩塔のてっぺんに立って撮りました。

Batch_img_9865
カメラ: Canon EOS 60Da
撮影地:  山梨県北杜市
撮影日時: 2018/06/26 02:25(カメラ設定時刻)
焦点距離: 1100mm
鏡筒:TOA150
シャッター速度: 1/160
ISO感度: 200
Stellaイメージ7、PhotpshopCCにて画像処理。

以下同条件で10秒毎に撮影したものからピックアップしました。


Batch_img_9867
02:26:18

Batch_img_9870
02:26:51

Batch_img_9874
02:27:35

 

トリミング画像
Batch_
月に向かって手を上げて挨拶のポーズです。


カメラを自宅の望遠鏡にセットして、月がオベリスクに掛かる時間帯にタイマーでシャッターを切りました。シャッターを切るタイミングはステラナビゲーター10(天体シュミレーションソフト)で決めましたが、誤差は僅か3分程で済みました。念のため前後30分10秒間隔で撮影しています。

当夜は雲が多く、時間が経つに連れてかなりのおぼろ月になり撮影が危惧されましたが、 幸運にも 撮影直前の5分前に雲が切れて撮影可能なレベルにまで明るくなってくれました。薄雲越しなので露光不足は免れませんでしたが、RAW現像(データーが沢山詰まった特殊な元画像RAWの画像処理)で何とかカバー出来ました。 

天気は運任せでどうにもなりませんが、問題はピントのズレです。撮影時にはカメラの傍にピント合わせをする人はいません。無人です。数日暑い日が続いたので望遠鏡のピントを調整し直し、気温16℃の条件で固定しました。シャッタースピード、感度は出来れば前日の月没時に合わせたかったのですが悪天続きで断念し、去年の
6月に撮った写真と同じにしました。(この過去のデータも実は露光不足でしたが。)

 

今回の日程では山頂まで登り1時間の所にある山小屋(鳳凰小屋)にお世話になりました。昼間に山頂で準備を済ませておき、夜中に再び小屋を抜け出して山頂直下で待機していました。夏なので凍えることもなく、風も岩陰でよけられたので割と過ごしやすかったです。

去年から計画準備を重ねようやく実現出来て嬉しいのですが、今は何か気が抜けてしまいました。なぜなら、この計画が実現するまでに何年も掛かるだろうと思っていましたから。気力が再び戻って来たら、また新たなる目標に向って行きたいと思います。

 

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コメント

こんにちは
Oh! 凄い!
オリベスクの頂点にいるのがヤマボウシさんですか?!?
壮大なる計画見事達成ですね。
これは天文雑誌へまっしぐらでしょう。
鳳凰三山へは行こう行こうと思いつつ未踏峰としてしまい
残念でなりません。
ヤマボウシさんの体力気力に脱帽です。

テナーさん
こんにちは。
頂点の人影は私です。
今回は次回のためのデータ取りと思っていましたので、
余りの幸運に拍子抜けでした。でも努力は報われました。
こういう写真て天文雑誌で扱うのでしょうか??
小屋泊まりならまだ行けるのではないですか?
是非チャレンジしてください。

お邪魔します。
めちゃ感動です。
勝手ながら自身のツイッターでも宣伝させていただきました!
これは究極過ぎる作品、手法と思います。

ふみふみさん
こんにちは。
写真を楽しんで頂き大変嬉しく思います。
早い話自撮り写真ですので、人からどう思われるか
気にはなっていましたので、正直ホッとしました。
いつか実現したい密かな目標でしたので、達成出来て良かったです。

ヤマボウシさん

いつも楽しく見せていただいています。
スゴイ。感動しました。
究極の自撮り写真ですね。
直線距離で、どのくらいになりますか?
APOD; Astronomy Picture of the Dayだって採用してくれそう。
私は薬師に登っただけでゼイゼイハアハアと息切れが凄かったのですが、いくら鳳凰小屋からとは言え、夜中に地蔵のオベリスクに登ってしまうとは・・・それもスゴイです。

Nikon8cm さん
こんにちは。
コメント頂きありがとうございます。
ごく個人的な思いを込めて撮った写真ですが、喜んで頂けたなら嬉しいです。
直線距離ですが、北杜市南部からとお答えしておきます。ご容赦下さい。
APODってNASAのサイトでしょうか?そんな大それた。とてもとても。
オベリスクは前日の昼に登ってロープをセットしておきましたので、夜でも安全に登れました。
去年も今年もロープワークと安全確保の練習を積み重ねて来ましたので、不安はありませんでした。

こんにちは。
月の海やクレーターがリアルに迫ってきます。
山に月がつきささるような、
ダイナミックな写真ですね!
そして、そこに人間が映りこんでいるのがすごい。
天体写真に人間が入るという発想がすごいです。
小惑星にネッシーがいるような感じでしょうか。
あのネッシーはあやしいですけど、
ヤマボウシさんは本物ですものね。
ぜひ、何かに投稿してみてくださいmotorsports

ふうちゃん組さん
こんにちは。
人影があまりに小さいので月の大きさに圧倒されますよね。
自分の写真が人の心を大きく揺り動かしたことに逆に感動
しています。私自身はイメージしていた通りなのですが、初めて
ご覧になった方はインパクトが大きいかもしれませんね。
撮って良かったと思います。こんなに喜んでもらえるなら
地元TVの投稿サイトに応募してみようかなぁ・・・。

ヤマボウシさん、初めてのコメントです。
おはようございます。
すごい写真ですね。
まさに昔のETを何故か思い出しましたw
あれだけ綺麗なシルエットが撮れるなんて、、
、びっくりですね。
発想が楽しくていいですね。

めぐみさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
確かに、ETに月をバックのシーンがありましたね。
私は飛んでいませんが、そこまでは望みません。
ピントはちょっと甘いかと思いますが、贅沢は言いません。

はじめまして。
以前から時々お邪魔しておりましたが、今回、この画像を拝見して思わずコメントさせて頂きました。
「凄い」です。しかも自宅から自動撮影とは!

私も自宅から望遠鏡で飯豊連峰を眺める事はありますが、そこに自分が写るという発想は思いつきませんでした。しかもこのタイミング。神業としか思えません。これほどの1枚を撮れる気がしませんが、何となく撮影意欲だけは湧いてきました。これからもよろしくお願いします。


tantanさん
はじめまして。
コメントありがとうございます。
月とオベリスクが重なるチャンスは滅多にありません。自撮りできる時間も2分間です。
そのわずか2分のために掛ける労力を考えると日和りたくもなりますが、これが出来るのは
今自分しかいないと自らに言い聞かせて登りました。
自分が写るという発想は、たぶん自身のアイデンティティーが欲しいという想いです。
でも実際に写った姿はあまりに儚く小さな存在でした。
これがきっかけで撮影意欲を上げて頂けたら嬉しいです。

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